![農協育苗センターから購入した苗を約20日間ビニールハウスで育てます。満を持しての田植えです。田植機を運転するハンドルにも力がこもる組合員の毛利春男さん](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kmt__01.jpg)
![三間町では、コシヒカリは4月中旬、あきたこまちは、5月中旬から田植えをします。本格的なお米づくりの季節がやって来ます。10アールあたりの仕様は個数は15箱坪当たりの植え付け株数50本です。下の赤い線は、溝切り機で溝を切ったところです。これから収穫にかけて、お米の収量と品質を良くするためには、水田の水管理が非常に大切になってきます。溝切り作業は重労働ですが、水管理をしやすくするのに、欠かせない作業です。](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kmt__02.jpg)
![県の指導員による穂肥(追肥)の診断です。この穂肥の量でも実り方、味が違ってきますので、皆真剣になります。診断の結果有機肥料(えひめ有機100)を10アール当たり5kg〜30kg施します。6月下旬に研修会を開催します。お互いの田んぼの様子を評価し合うとともに、穂肥(ほごえ)診断を行います。穂肥とは伊那の保が充分に育つために施す肥料のことですが、量や時期を間違えると、イネが倒れたり、お米の味が悪くなる場合が有りますので、細かな調査が必要です。現地研修の後、収穫までの注意事項や栽培技術の検討を、県の指導員を交えて行います。まさに青い絨毯のように、稲が風になびいく様子は、とても綺麗です。よく近づいてみると、もう稲の穂が出て、花が咲いているのがわかります。これから約1か月をかけて、お米が一粒ずつ充実していきます。生育の早い所では、穂が出揃い、鳥よけのために網を張っている水田もあります。収穫まで、もうひと頑張りです。](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kmt__03.jpg)
![稲は、黄色みを帯びて、穂が垂れている様子が、はっきり分かるようになります。お盆明けから、収穫が始まります。ぐんぐんと順調な生育。まるまるとしっかりした茎。大粒の実を蓄えた大きな穂。稲刈に向かって最後の入水及び落水時期を検討します。](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kmt__04.jpg)
![県の指導員による最良の刈り取り日の診断を行います。組合員は真剣かつワクワクです。これで新米の初出荷日がわかるからです。気候状況は同じですが、それぞれ田の周りの状況、水管理、肥料の量によって少しずつ刈り取り診断日が違ってきます。](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kmt__05.jpg)
![堆肥](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kometsukuri01.jpg)
今は、稲が育っている真っ最中ですが、もう来年に向けた堆肥づくりをしています。河原に生えているアシやヨシを刈り取り、牛糞堆肥、鶏糞、モミガラなどと一緒に積み上げて、質の良い堆肥を作っています。稲刈りが終わった後、10aに2トン程度の堆肥を散布して「土づくり」を行います。奥に見えているのは、特別栽培米の水田です。
![堆肥づくり1](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kometsukuri02.jpg)
化学肥料ではなく堆肥を使用することで、美味しいお米を作るることができます。堆肥中の微生物が出す、様々な物質が稲の成長・味覚に大きく影響します。
微生物が元気な田んぼには、病害虫が発生ににくく病気しらずの田んぼになり、農薬に頼らない農業が可能になります。「土つくり」が米作りの基本になります。
![堆肥づくり2](https://img21.shop-pro.jp/PA01330/189/etc/kometsukuri03.jpg)
福鹿 定組合員は、例年土作りのために、自家製の堆肥を作っています。そこには、毎年たくさんのカブトムシが、卵を産み付けます。
この日は、近くの園児達が、幼虫を目当てにやってきて、歓声をあげながら楽しい一時を過ごしました。特別栽培米生産組合では、このような活動をつうじて、地域とのつながりも大切にしたいと考えています。
毎年、県の普及員指導のもと、お得意様を招いて稲刈り診断を行っています。
(写真の一番右側の方が地元スーパーの店長です。)